多くのエージェントが変更を加えていますが、レポートを開くと、数分間、それらの変更が構成されていないように表示されます。
環境:
アナリティックス、データ ソース
解決策:
レポートで使用できるデータベースには、オペレーショナル・データベースとレポート・データベースの2つがあります。レポート・データベースは、オペレーショナル・データベースから常に更新されるコピー版です。コピー・プロセスが遅れて、すぐに更新が表示されないことがあります。大半の場合、レプリケーションの接続は最新状態となります。しかし、レプリケーションサーバが遅れることもあり、レプリケーションは72時間まで遅れることもあります。
レプリケーションサーバのほとんどには、それらに複製する複数のデータベースサーバーがあるため、いずれかの本番サーバーでの重い入力と出力が、レプリケーションサーバー上のレプリケーションの遅れの原因になることがあります。
その他、レプリケーションの遅れの原因となる要素は以下となります。
- バックアップの実行
- レプリケーションサーバーで実行される複数のレポート
- レプリケーション・サーバーに対して、不完全に形成されたデーターベースクエリーの実行
これらのアクションは、データーベース・テーブルをロックし、レプリケーションサーバーへの書き込みから、レプリケーションプロセスを防止します。
弊社 クラウド・オペレーション部は常にこれらのレプリケーション・サーバーをモニターしています。サーバーに遅れが出た時、遅延の原因となるプロセスが完了されるまで、我々スタッフは待たなければなりません。そのプロセスが終了した後、プロダクション・サーバーとレプリケーション・サーバーが同期するようもたらすため、レプリケーション・サーバーが追いつく必要があります。大量のサイトの場合によっては、時間がかかることもあります。
少量のデータについて実行し、最新のデータを保持する必要のあるレポート(「My受信トレイ」など)では、オペレーショナル・データベースを使用するようにしてください。過去のデータ上で実行される大きなレポート(過去6か月間にわたるインシデント作成率を分析するレポートなど)では、レポート・データベースを使用するようにしてください。レポート・データベースを使用すると、より大きなクエリーを実行できますが、その日の最後の更新がいくつか含まれない可能性があります。レポート・データベースを使用するレポートでは、使用しているデータが古いデータである可能性があるため、「受信トレイに入力」ボタンを使用できません。
レポートで使用されているデータベースを特定するには:
- レポートを編集します。
- 「ホーム」タブで、「オプション」ボタン、「その他のオプション」の順に選択します。
- 「設定の編集」ダイアログが開きます。最下部付近に「データ・ソース」というラベルがあり、ここで、「レポート・データベース」と「オペレーショナル・データベース」のいずれかを選択できます。
基本レポートのキューイングとデータ・ソース オプションについては、こちらをご覧ください。Answer ID 5094: Standard report is queuing.
「データ・ソース」にあるその他の選択肢:
必要に応じてサーバーからデータ・ソースの変更を許可する:必要に応じてレポートの実行が許可されるように、RightNowによる自動データ・ソース変更を許可するには、このチェック・ボックスを選択します。たとえば、レポートがオペレーショナル・データベース上で実行されるように構成されているが、データの制約があるために実行できない場合は、このチェック・ボックスを選択すれば、レポート・データベース上でレポートを実行できます。このチェック・ボックスをクリアすると、選択されているデータ・ソースについて強制的にレポートが実行されます。この機能は、November 09以降のリリースに表示されます。
注意:このチェック・ボックスは、レポートを作成するとデフォルトで選択され、「設定の編集」ウィンドウでデータ・ソースが変更された場合もそのたびに自動的に選択されます。
レポートに遅延実行を設定:レポートの実行時に自動的にキューに入れるには、このチェック・ボックスを選択します。この機能は、November 09以降のリリースに表示されます。
注意:このオプションが選択されていない場合でも、キュー基準を満たしたために、次回実行時にレポートが自動的にキューに入れられると、自動的に「レポートに遅延実行を設定」チェック・ボックスが選択されます。次回実行時にレポートがキューに入れられないようにするには、レポートを編集して、このチェック・ボックスをクリアします。
November '08以降のリリースでは、特定のデータベースに関するレポートに新規トラッキング機能が追加されました。これにより、レポートで使用されるデータベースをユーザーが設定したかどうかが追跡されるようになりました。レポートで使用されるデータベースをユーザーが指定していない場合に、後でオペレーショナル・データベースで許可されるより多くのデータ上でレポートを実行しようとすると、レポートの使用が自動的にレポート・データベースの使用に切り替わります。レポートを編集すると、オペレーショナル・データベースの使用に戻ります。このような自動切替えの発生を停止するには、レポートを編集してからデータベースを指定します。これにより、データベースに「ユーザー設定」のマークが付けられ、レポートが切り替わらなくなります。
レポート・オプションの変更の詳細については、このトピックに対応したRightNowオンライン・ヘルプのセクションを参照してください。